ホームライナー

半保護

File185shonanlinerjpg250pxthumb湘南ライナー

ホームライナーとは、着席提供することを主な目的として日本国有鉄道国鉄及びそれを継承したJRにおいて運行されている料金徴収形の普通列車快速列車)の名称でありref大塚良治通勤輸送向け着席保証列車の可能企業価値向上と利用客の満足度向上の両立に向けて湘北紀要第32号、2011年3月、p110。ref--項目参照--、東海旅客鉄道JR東海の登録商標ref group注登録第3022530号。サービスマーク役務商標を認める商標法改正施行された平成4年に出願された。ref。本項では、ホームライナーの名称を用いないJR及び私鉄類似列車(総称して通勤ライナーrefRP2004-6。refなどと呼ばれることもある。)についても述べる。

概要

ホームライナー及びその類似列車(以下総称してホームライナー等という。)は、主としてラッシュ時通勤時間帯に着席乗車ニーズに応える目的で設定されている列車である。快速列車と同様に主要駅のみ停車する列車が多い。列車愛称路線運転時間帯によってホームライナーやライナーなどのバリエーションが存在し、利用には乗車整理券ライナー券)が必要とされる。日本の大都市圏一部の地方都市圏で運転されてきたが、後述するように数を減らしつつある。

基本的に朝ラッシュ時は郊外ベッドタウンから企業の集中する都心に向かって運行され、帰宅時間帯となる夜間は逆に都心から郊外に向かって運行されることがほとんどであるが、地方都市圏においては静岡地区や新潟地区のように、都市間を比較的長距離にわたって運行される列車もある。

また、東海旅客鉄道(JR東海)中央線 名古屋地区中央本線(中央西線)のセントラルライナーのように収益確保・近距離利用客との分離を図るため日中に設定された列車や、同社静岡地区で臨時に設定される定員制のウォーキングイベント列車さわやかウォーキングライナーのような行楽・イベントを目的とした列車も存在する。

国鉄及びJR各社におけるホームライナー等

JRJRグループにおける列車種別種別としては普通列車となるが、国鉄時代には団体専用列車として運転された列車も存在する。

登場の経緯と現状

都心に到着した優等列車を郊外の車両基地まで回送する代わりに営業列車とした早い例としては、1968年(昭和43年)10月1日ヨンサントオダイヤ改正で設定された総武本線気動車による快速列車がある。新宿駅に到着した房総半島房総方面からの急行列車の折り返しで、御茶ノ水駅発20時台に千葉駅行(停車駅は秋葉原駅・船橋駅の2駅)として2本運行された。ただし特別料金は徴収せず、回送列車のダイヤグラムダイヤを踏襲したため所要時間も各駅停車と変わりなかったref佐藤信之中央・総武緩行線総武・中央緩行線をめぐり--記憶に残しておきたい5つの話鉄道ピクトリアル590号、1994年、58頁。ref。

ホームライナーの名称で運行されたものの初出は、1984年(昭和59年)6月1日に宇都宮線東北線上野駅 - 大宮駅 埼玉県大宮駅間で回送する特急電車活用したものとされる。これは、当時私鉄各社で運行されていた通勤時の特別急行列車特急列車ヒントとして生まれたものであった。同列車は同年7月23日にホームライナー古河・鴻巣ホームライナー大宮と命名され、次いで同日には総武快速線でホームライナー千葉ホームライナー津田沼が、同年9月からは阪和線でホームライナーいずみの運行が開始されたref namerp200406-052RP2004-6 52-55頁 首都圏の国鉄-JR 通勤ライナー運転変遷史refref namerp200406-JRWRP2004-6 20-23頁 JR各社のライナー輸送 歴史と概況 JR西日本アーバンネットワークref。

運転開始当時は編成 鉄道1編成のうちの数両で客扱いを行っており、この際にはグリーン車を普通車扱いとしていた。1編成すべての客扱いを取り扱うようになったのはそれから数年を経過してからである。1986年(昭和61年)11月1日に運行を開始した東海道線 JR東日本東海道線の湘南ライナー、阪和線のはんわライナーでは、回送ダイヤの流用ではなく単独運用 鉄道列車運用を持つようになった。

以降、その盛況により国鉄末期からJR各社発足後の1990年代にかけて、各都市圏で設定された。これまでに東日本旅客鉄道(JR東日本)に継承された首都圏 日本首都圏をはじめ、同社の新潟・長野・仙台地区、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承された札幌地区、東海旅客鉄道(JR東海)の静岡・名古屋地区、西日本旅客鉄道(JR西日本)に継承され近畿圏(アーバンネットワーク)、九州旅客鉄道(JR九州)の福岡・宮崎・鹿児島地区で設定されてきた。

その後、特急列車や追加料金不要の快速列車・普通列車への置き換え、さらには首都圏においては一般の快速・普通列車へのグリーン車連結による利用者の減少などによって、数を減らしていくこととなる。近畿圏や九州からは2011年3月までに全廃され、また首都圏や名古屋地区においても本数が減少傾向となっている。

なお四国旅客鉄道(JR四国)では徳島地区で一時期に試験的に運行されていたが(鳴門線鳴門きんときライナー鳴門きんときライナー)、定期列車化には至らなかった。

乗車制度

FileTokyoStation011JPGthumbright200pxホーム上に設置されているライナー券専用自動券売機上部に各乗車口の残席数が表示されている。(東京駅)

ライナー列車に乗車するには、乗車券(定期乗車券定期券を含む)のほかに乗車整理券乗車整理券またはライナー券(列車によって異なる)を必要とする。基本的に座席分の枚数しか発売されないため、着席が保証されるいわゆる座席定員制であるが、札幌地区では乗車整理券の発売枚数に制限はなく、着席保証はないref大塚良治、前掲稿、p112およびp118。ref。座席を指定しない列車もあるが、近畿圏では車両や座席の列などが指定されるものもあり、JR東海はすべて座席指定となっている。また大手民鉄で運行されるライナー列車は乗車整理券の購入箇所または乗車駅によって

乗車できる車両が指定されていることが多い。

多くの場合は着席が保証されるため、到着前に整理券類が完売するほど人気のある列車もある。一部のライナー列車にはグリーン車が連結されているが、列車によりグリーン車としてグリーン券グリーン料金を要するものref group注首都圏の湘南ライナーおはようライナー新宿ホームライナー小田原や名古屋地区ではグリーン料金を要する代わりに乗車整理券が不要とされている。refと、普通車 鉄道車両普通車扱いとしてグリーン料金を必要としないものが存在する。かつて静岡地区で運用されたJR東海371系電車371系のようにグリーン車を締切扱いとしたケースもあるref nametokuda1998Cite book和書author徳田耕一year1998title新版まるごとJR東海ぶらり沿線の旅publisher七賢出版isbn4-88304-339-8page80ref。

乗車整理券またはライナー券を発売していない停車駅を降車専用駅の扱いとし、原則として乗車を認めない列車が一部存在する。

この列車の扱いは普通列車であることから、特別企画乗車券で特別急行列車特急・急行列車急行列車に乗車できない青春18きっぷなどでも乗車整理券またはライナー券を購入すれば乗車可能とされている。フルムーン夫婦グリーンパスジャパンレールパスなどの特急・急行列車に乗車可能な特別企画乗車券を所持する場合でも、乗車整理券またはライナー券を必要とする。

使用車両

元々、車両基地まで回送される特急形車両特急列車の車両を使用したことから、一般に特急列車の車両が使われることが多い。

特に利用者の多い東海道線 JR東日本東海道本線東京口の湘南ライナーでは、特急用車両のほかに、全車2階建車両のJR東日本215系電車215系を使用して混雑緩和が図られている。また、日中に運行される中央線 名古屋地区中央西線のセントラルライナーでは、この列車のために近郊形車両であるJR東海313系電車8000番台313系8000番台が新造された。

自社の車両が運用されることが多いが、JR東海の東海道線 名古屋地区東海道線名古屋地区のホームライナーには、JR西日本のしらさぎ 列車しらさぎ用JR西日本683系電車683系2000番台(金沢総合車両所配属)も用いられている。過去にはJR東日本のホームライナー古河・鴻巣ホームライナー古河ホームライナー鴻巣でJR西日本の車両が、逆にJR西日本のびわこエクスプレスびわこライナーでJR東日本の車両が用いられていたことがあるref namerp200406-052 ref namerp200406-JRW 。

運行概況

詳細な運行状況は各運行路線・個別記事で記載されているため、本節では運行される線区での概要のみを記載するにとどめる。乗車整理券料金は特記がない限り310円(1989年4月1日の消費税導入以前は300円)である。

札幌地区

FileJRH-kiha261HomeLinerjpgthumb160pxキハ261系br ホームライナー

札幌駅を中心とした札幌地区の函館本線では、国鉄時代の1985年8月12日に手稲駅 - 札幌駅間でホームライナーの運行が開始され、国鉄では4例目となった。JR発足後の1988年3月13日から小樽駅札幌駅の列車も加わったref namerp200406-044RP2004-6 44-51頁 通勤ライナー その生い立ちと現状ref。2013年11月1日のダイヤ改正から小樽駅手稲駅間が運行休止となっていたが、2014年8月1日から全区間の運行が再開された。その後、2015年3月14日のダイヤ改正から小樽駅札幌駅の列車の運行を取りやめたrefPDFlinkhttpwwwjrhokkaidocojppress2014141219-1pdf 平成27年春ダイヤ改正について - JR北海道プレスリリース 2014年12月19日ref。

乗車整理券は小樽駅 - 銭函駅が310円で、手稲駅 - 札幌駅間は割安な100円とされ現在に至るまで料金の変更はない。運行開始当初は会員制の団体専用列車とされており、旅客が会員証を提示することにより11枚セットの特急回数乗車整理券(1000円)が発行されたref namerp200406-041RP2004-6 41-13頁 全国 JR通勤ライナー 乗車整理券便覧ref。

列車は全て号数が付いておらず、時刻表上は全てホームライナーと表記されている。

停車駅

現在は途中無停車。過去運行されていた小樽駅札幌駅の列車は、

小樽駅 - 南小樽駅 - 小樽築港駅 - 銭函駅 - 手稲駅 - 札幌駅

車両は、手稲駅 - 札幌駅はJR北海道785系電車785系電車・JR北海道789系電車1000番台789系1000番台電車・JR北海道キハ261系気動車キハ261系1000番台気動車・JR北海道キハ281系気動車キハ281系気動車・JR北海道キハ283系気動車キハ283系気動車。小樽駅札幌駅は785系電車・789系1000番台電車が使用されていた。

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首都圏

首都圏では東京都心の山手線上の各ターミナル駅(東京駅・上野駅・新宿駅)と埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県・多摩地域多摩地区の各ベッドタウンとの間で、これまでに大きく分けて6系統の列車が運行されてきた。列車愛称は朝時間帯に運行されるものにおはようライナー、夜時間帯に運行されるものにホームライナーと名付けられている線区が多い。には郊外側の駅名が入るが、例外としておはようライナー新宿は都心側の駅名を採ることで東京駅方面の湘南ライナーとの区別がなされている。

運行開始当時は300円(のち310円)の乗車整理券での乗車制度となっていたが、1999年3月1日より500円に改定されrefCite journal和書 journal 鉄道ジャーナル date 1999-4 volume 33 issue 4 page 83 publisher 鉄道ジャーナル社 ref、名称もライナー券と改められた。朝ラッシュ時に運行される湘南ライナーおはようライナー新宿おはようライナー逗子では、1か月分のライナー券が1枚になったライナーセット券が発売されているref namerp200406-041 。

ここでは設定された年代順に記載する。使用車両はすべて電車である。

ref namerp200406-JRERP2004-6 10-15頁 JR各社のライナー輸送 歴史と概況 JR東日本東京圏refref namerp200406-052

東北線(宇都宮線)・高崎線

詳細はホームライナー古河・鴻巣を参照

1984年6月1日に国鉄・JR最初のホームライナーとして上野駅大宮駅 埼玉県大宮駅間で運行が開始され、ホームライナー大宮と命名された。その後運行区間が宇都宮線古河駅、高崎線鴻巣駅まで延伸されてホームライナー古河ホームライナー鴻巣となった。運行開始以来夜間のみの運行で、新宿駅発の列車も設定されていたことがある。

2014年3月15日改正において特急あかぎ 列車スワローあかぎの置換えなどにより全列車が廃止されたrefPDFlinkhttpwwwjreastcojppress201320131217pdf 2014年3月ダイヤ改正について - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2013年12月20日付、同月22日閲覧。refrefPDFlinkhttpwwwjreastcojptakasakinewsdocs2014diapdf 2014年3月ダイヤ改正について - 東日本旅客鉄道高崎支社プレスリリース 2013年12月20日付、同月22日閲覧。ref。

車両は国鉄185系電車185系・国鉄183系電車189系・国鉄485系電車485系・489系が用いられた。

総武快速線
詳細はホームライナー千葉を参照

総武快速線では、1984年7月13日に国鉄で2例目のホームライナーとして東京駅津田沼駅間のホームライナー津田沼として運行が開始され、翌年には新宿駅発列車も設定された。その後運行区間が千葉駅まで延伸されて現在の名称ホームライナー千葉となった。朝の列車は一時期のみおはようライナー津田沼が設定されていたが、現在は夜間のみ運行される。

車両は房総特急で使用されるJR東日本255系電車255系・JR東日本E257系電車E257系500番台を使用。過去には国鉄183系電車183系が使用された。


東海道線
詳細は湘南ライナーを参照

東海道線 JR東日本東海道線東京口では1986年11月1日に小田原駅・平塚駅 - 東京駅間で湘南ライナーの運行が開始された。1988年からは走行ルートとして東海道貨物線が活用され、新宿駅発着の湘南新宿ライナーも新設された。この湘南新宿ライナーは後におはようライナー新宿ホームライナー小田原と名称が変更されて現在に至っている。運行規模はJR全線区中最大を誇り、最盛期には朝12本・夜間13本、現在も朝10本・夜間11本が運行されている。

車両は特急踊り子 列車踊り子などで使用される国鉄185系電車185系・JR東日本251系電車251系のほか、ライナー用に製造されたJR東日本215系電車215系が使用されている。かつては中央本線特急用の183系・JR東日本E351系電車E351系・E257系0番台も用いられていた。なお、下り列車については、大船駅大船以西の区間は、快速列車快速となり、一般乗客も乗車可能。但し、着席の保証は無い。

常磐線

常磐線では1989年3月11日にホームライナー土浦、翌1990年3月10日におはようライナー土浦がそれぞれ上野駅 - 土浦駅間で運行が開始された。車両は485系を使用。1998年12月8日に特急ひたち 列車フレッシュひたちに置き換えられる形で廃止された。

横須賀線

横須賀線では1990年3月10日に東京駅 - 逗子駅間でおはようライナー逗子ホームライナー逗子の運行が開始された。車両は当初は183系、その後はE257系500番台を使用していた。2015年3月14日のダイヤ改正で廃止された。

中央線・青梅線

詳細は中央ライナー青梅ライナーを参照

中央線快速中央線・青梅線では、1991年3月16日に高尾駅 東京都高尾駅 - 新宿駅間でおはようライナー高尾ホームライナー高尾、新宿駅 - 青梅駅間でホームライナー青梅の運行が開始された。2001年には全車座席指定制とするとともに運行区間を東京駅 - 高尾駅・青梅駅に改め、名称を高尾駅発着は中央ライナー、青梅駅発着は青梅ライナーに改められた。えきねっと加入者向けに携帯電話を使用した予約サービスが行われていることが特徴ref namerp200406-044 refhttpjreasteki-netcommobilelinerhtml ライナー券携帯電話予約サービス - 東日本旅客鉄道ウェブサイト、2012年1月20日閲覧。ref。

車両はE257系0番台・E351系を使用。過去には183系・185系が使用された。

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FileJREast185-200HomeLinerjpg185系brホームライナー鴻巣

FileJNR185sriesEMU041JPG185系br ホームライナー古河

FileJREast215Shonan-Linerjpg215系br 湘南ライナー

FileE257ChuoLiner1Kanda20080422JPGE257系br 中央ライナー

FileE257OmeLinerJPGE257系br 青梅ライナー
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長野地区

File189-Ohayou-Linerjpgthumb160px189系br おはようライナー

長野地区では、1989年3月より信越本線に通勤ライナーが設定された。この列車は1997年の長野新幹線開業に伴う信越本線のしなの鉄道移管後も継承され、しなのサンライズしなのサンセットとして運行されている(以降は後述のしなの鉄道の節を参照)ref namerp200406-044 。

また2004年10月16日からは篠ノ井線松本駅 - 長野駅間におはようライナー 長野おはようライナーの運行が開始され、翌2005年には塩尻駅 - 長野駅間に区間が延長された。乗車整理券は300円で、車両は183系・189系電車を使用。

新潟地区

ファイル485rakurakutrain-shinetsuJPGthumb160px485系br らくらくトレイン信越

Mainらくらくトレイン

新潟駅を中心とした新潟地区では、1994年に信越本線新潟駅長岡駅間で夜間に運行開始。2004年3月13日に白新線・羽越本線新潟駅村上駅 新潟県村上駅間のらくらくトレイン村上が新設され、従来の列車はらくらくトレイン長岡と改称されたref namerp200406-044 。らくらくトレイン長岡はさらに2012年にらくらくトレイン信越と改称され、新潟駅直江津駅間での運行となったref namejrengt-20111216PDFlinkhttpwwwjrniigatacojppress20111216daiyakaiseipdf 2012年3月ダイヤ改正について - 東日本旅客鉄道新潟支社プレスリリース、2011年12月16日付、2013年1月14日閲覧。ref。らくらくトレインは夜間に運行され、乗車整理券は300円。

また直江津駅新潟駅間では朝におはよう信越が2012年より運行されているが、これは全車指定席であり、普通車の利用は乗車整理券やライナー券ではなく座席指定券指定席券が必要とされているref namejrengt-20111216 。

車両はすべてE653系電車を使用し、毎日運転される。

静岡地区

FileJRC373HomeLinerShizuokajpgthumb160px373系br ホームライナー静岡

静岡県内の東海道線 静岡地区東海道本線では、1991年3月16日よりホームライナーの運行が開始された。同県3大都市の沼津駅・静岡駅・浜松駅の相互間で運行されており、列車名は終着駅名を採りホームライナー沼津ホームライナー静岡ホームライナー浜松となっている。かつては三島駅発浜松駅行きの設定もあり、この列車の走行距離は営業キロで1364キロメートルと、歴代ホームライナーの中では最長であるref group注次点は01キロメートル差でらくらくトレイン信越の1363キロメートル。ref。

車両はすべてJR東海373系電車373系電車の3両・6両編成だが、設定当初から2012年まであさぎり 列車あさぎり用のJR東海371系電車371系電車も運用されていた。

要出典範囲date2013年3月改札外の券売機に限り、静岡1号のみ7日前の始発から・その他の列車は運転日当日の16時から前売りで乗車整理券が発売されている。

なおこの地区ではホームライナー設定以前の1989年(平成元年)7月から、乗車整理券方式の花の木金号が週末深夜に165系電車を使用して(運転開始直後はゆうゆう東海が優先的に使用されていた)各駅停車で運行されており、この列車は後にホームライナーに吸収された。

ref namerp200406-044
名古屋地区

名古屋地区では名古屋駅を中心として東西南北4方向に路線が伸び、その全方向に対してホームライナーが設定されたが、現在は中央本線と東海道本線大垣方面の2方向のみの設定となった。列車愛称は朝・夜の列車とも郊外側の発着駅名を採ってホームライナーとしている。ref namerp200406-JRCRP2004-6 16-19頁 JR各社のライナー輸送 歴史と概況 JR東海名古屋圏ref

中央本線

中央線 名古屋地区中央西線では、国鉄民営化直前の1987年3月23日に名古屋駅中津川駅間で設定されたのが最初である。その後ホームライナー中津川のほか、ホームライナー多治見駅多治見ホームライナー瑞浪駅瑞浪も登場した。車両はしなの 列車しなの用のJR東海383系電車383系電車、およびJR東海313系電車8000番台313系8000番台電車が使用される。1990年3月からはJR東海キハ85系気動車キハ85系気動車を使用した太多線直通のホームライナー太多(名古屋駅 - 美濃太田駅間)も設定されていたが、2012年3月のダイヤ改正で廃止されている。

また、この線区では日中にホームライナーと同様の乗車制度を採用したセントラルライナーが、名古屋駅 - 中津川駅間に1999年12月から2013年3月まで、313系8000番台電車を使用して運行され、これが日中に運行されたライナー列車の唯一の例である。

東海道本線

名古屋地区の東海道線 名古屋地区東海道本線では、1988年3月にホームライナーながらが名古屋駅 - 大垣駅間で設定されたのが最初である。その後同列車はホームライナー大垣と改称され運行されている。かつては名古屋駅 - 豊橋駅間にも設定があり、ホームライナー豊橋ホームライナー岐阜駅岐阜ホームライナー蒲郡駅蒲郡ホームライナー岡崎駅岡崎ホームライナー関ケ原駅関ヶ原が運行されていた。

車両ははくたか 列車はくたかからしらさぎ 列車しらさぎに転用されたJR西日本681系電車681系電車・JR西日本683系電車683系8000番台電車が使用されている。過去には485系電車・キハ85系気動車・373系電車・JR西日本683系電車683系2000番台電車も使用されていたref namerailf20130317-373Citewebdate2013-03-16urlhttprailfjpnews20130316141800htmltitle373系の名古屋地区ホームライナー運用が終了work鉄道ファン railfjppublisher交友社accessdate2013-03-17ref。

関西本線

関西線 名古屋地区関西本線名古屋口では、1996年3月から2011年3月まで、四日市駅名古屋駅間にホームライナー四日市がキハ85系気動車で運行されていたが、快速みえ 列車みえに代替される形で廃止された。

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FileJRW 683-2000 HomeLinerjpg683系br ホームライナー大垣

FileJRC373HomeLinerjpg373系br ホームライナー豊橋
FileHL383JPG383系br ホームライナー中津川

FileJRcentral-dc85jpgキハ85系br ホームライナー太多

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近畿圏

近畿圏では、大阪環状線内の大阪駅・天王寺駅を中心として大阪府南部 - 和歌山県方面・滋賀県方面・奈良県方面・兵庫県東部(丹波)方面の4線区で設定されていたが、2000年代以降の特急の通勤時間帯への拡充などにより、現在は運行されていない。各線区ごとに列車愛称が異なっていた。ref namerp200406-JRW

阪和線

阪和線では、国鉄時代の1984年9月に国鉄3例目、近畿圏では初のホームライナーとしてホームライナーいずみが天王寺駅 - 日根野駅間で設定された。その後1986年11月に天王寺駅 - 和歌山駅間に運行区間が延長され、列車名もはんわライナーに改称。最盛期には朝3本・夜5本が運行され、近畿圏では最大の運行規模となったが、特急の増発に伴ってライナーの減便が行われ、2011年3月のダイヤ改正をもって全列車が廃止された。車両はくろしお 列車くろしお用の国鉄381系電車381系電車が使用された。

東海道本線(琵琶湖線・JR京都線)

琵琶湖線・JR京都線では、1987年10月より米原駅 - 大阪駅間でびわこライナー1往復が運行された。車両はサンダーバード 列車雷鳥用の485系電車を使用。2003年6月に特急びわこエクスプレスに置き換えられる形(同時に車両もJR西日本681系電車681・JR西日本683系電車683系電車に置き換え)で廃止された。

関西本線(大和路線)

大和路線では、1988年3月の加茂駅 京都府加茂駅 - 木津駅 京都府木津駅間電化にあわせ、やまとじライナーの運行が開始された。運行区間は朝が木津駅湊町駅(現在のJR難波駅)間、夜が大阪駅加茂駅間であった。車両は381系電車を使用。2011年3月のダイヤ改正をもって区間快速に代替される形で廃止された。

福知山線(JR宝塚線)

福知山線JR宝塚線では、1988年3月より篠山口駅 - 大阪駅間でほくせつライナーが運行された。車両はこうのとり 列車北近畿用の485系・183系電車のほか、エーデル北近畿用の国鉄キハ65形気動車キハ65形気動車改造車も用いられた。2002年10月に特急北近畿(現在はこうのとりに改称)に置き換えられる形で廃止された。

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FileHanwa-Liner2jpg381系br はんわライナー

FileJRW381Yamatoji-Linerjpg381系br やまとじライナー

FileKiha65ederutkitakinkihokusetsujpgキハ65系br ほくせつライナー

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九州地区
FileJrk485hljpgthumb160px485系br ホームライナー

JR九州ではエアポートライナーを除き、朝の列車はさわやかライナー、夜の列車はホームライナーの列車名で運行されていた。福岡都市圏と、九州旅客鉄道鹿児島支社鹿児島支社管内の宮崎地区・鹿児島地区の合計3地区で設定されたが、現在は運行されていない。各地区とも車両は主に485系電車が使用された。ref namerp200406-044

これらのライナーはエクセルパスで乗車する場合、乗車整理券を不要としていたref group注JR九州公式サイトhttpswwwjrkyushucojptabiticketexceljsp 特急定期券エクセルパスではさわやかライナー、ホームライナーにも乗車可能との記載があった。ref。

福岡地区

博多駅を中心とした福岡地区の鹿児島本線では、1987年6月より門司港駅 - 博多駅間でエアポートライナーホームライナーの運行が開始され、2001年3月に特急きらめき 列車きらめきに置き換えられるまで運行されていた。また、博多駅 - 大牟田駅でも設定されたが、こちらは1995年4月のダイヤ改正をもって廃止された。

宮崎地区

宮崎駅を中心とした宮崎地区の日豊本線では、まず1990年3月に西都城駅宮崎駅間に1本設定され、1992年7月には宮崎空港への空港連絡鉄道アクセス列車を兼ねて延岡駅 - 宮崎駅間において朝と夜に設定された。1996年7月の宮崎空港線開業後は延岡駅発着列車が同線宮崎空港駅まで延長された。車両は485系のほかにJR九州783系電車783系電車も使用されたが、2011年3月に特急ひゅうが 列車ひゅうがきりしま 列車きりしまに置き換えられて廃止された。

鹿児島地区

鹿児島地区では西鹿児島駅(後の鹿児島中央駅)を中心として、鹿児島本線と日豊本線で運行された。

鹿児島本線では、1989年3月に川内駅 鹿児島県川内駅 - 西鹿児島駅間に設定され、後に運行区間が出水駅 - 西鹿児島駅・鹿児島駅間に延長されたが、2004年3月の九州新幹線 鹿児島ルート九州新幹線部分開業とともに川内駅以北が経営分離されたのに伴い、再び川内駅 - 鹿児島中央駅間に短縮。2011年3月に特急川内エクスプレスに置き換えられ、廃止された。

日豊本線では、1990年3月より国分駅 鹿児島県国分駅 - 西鹿児島駅間で運行されていたが、 2004年3月に特急きりしまに置き換えられて廃止された。

特急列車・快速列車との関連

前述したように、ホームライナー等は特急列車や快速列車への置き換えによって数を減らしつつある。特急に格上げされたケースとしては常磐線のひたち 列車フレッシュひたちの一部や琵琶湖線・JR京都線のびわこエクスプレス、鹿児島本線の川内エクスプレスなどが存在する。

地区によっては元からホームライナー等を設定せず、代わりに同様の性格を持つ特急(いわゆる通勤特急)を運行しているケースもある。JR西日本北陸地区のおはようエクスプレス・おやすみエクスプレスおはようエクスプレスおやすみエクスプレス、JR四国のいしづち 列車ミッドナイトEXPむろと 列車ホームエクスプレス阿南、JR九州のかいおう 列車かいおうなどが該当する。また、ホームライナーを運行している路線であっても、JR東日本の総武快速線やかつての高崎線のように、並行して通勤特急も運行し両者を共存させることにより、短距離利用はホームライナー・長距離利用は特急(または新幹線)と振り分けることで利用客の遠近分離が図られている線区もある。ref namerp200406-044 ref namerp200406-JRE

JR西日本の山陰地区や広島地区では通勤ライナー 列車通勤ライナーを名乗るホームライナーと同様の性格の列車が運行されているが、こちらは追加料金を要しない一般の快速列車である。山陰地区ではかつて特急形車両が運用されていた。

私鉄・第三セクターにおける類似列車

JR以外においても、ホームライナーに類似する列車を運行している鉄道事業者が存在する。ここではJRのライナーと同様に着席通勤を目的として座席定員制で運転されるものを中心に記載する。

なお、ライナー列車としての固有種別の形をとってはいないが、小田急電鉄や東武鉄道(東武伊勢崎線伊勢崎線・東武日光線日光線系統)・西武鉄道・名古屋鉄道・近畿日本鉄道では通勤輸送向けに有料特急列車が設定されている。これらの列車は種別・運行形態こそ基本的に日中の特急列車と変わらないref group注路線によっては平日ダイヤ時、あるいは朝夕ラッシュ時のみ運行されるケースも多い。refが、利用実態はホームライナーに比較的近く、かつて国鉄がホームライナーを設定するにあたってのヒントともされたref namerp200406-052 。ただし、東武線浅草駅rarr南栗橋駅間で運行している特急きりふり285号は途中の春日部駅から先は料金不要の一般列車となり、東武動物公園駅から杉戸高野台駅幸手駅と各駅に停車するという特異な運行形態がとられているref group注当該列車の春日部駅から先の停車駅は、無料優等種別である急行・区間急行の停車駅と同一である。ref。

これらについては、ホームウェイ 列車(小田急電鉄)、しもつけ 列車りょうもうきりふり 列車(以上東武鉄道)、レッドアロー(西武鉄道)、名鉄特急近鉄特急も参照。

京成電鉄

Mainスカイライナー

京成電鉄では、朝に上りモーニングライナー、夜間に下りイブニングライナーを運転している。これらはスカイライナー用の京成AE形電車 2代AE形(2010年7月16日までは京成AE100形電車AE100形)が充当され、ライナー券は座席指定でなく車両指定で、乗車整理券扱いとなっていたが、2015年12月5日改正からスカイライナー同様、全席座席指定に変わっている。

停車駅はスカイライナーより多く設定されref group注現在のスカイライナーは当ライナーとは異なるルートを経由するが、日暮里空港第2ビル間はノンストップ。ref通勤客の利便が図られているものの、シティライナーが停車するJR総武線との乗換駅である京成船橋駅通過としてあくまでも都心まで・都心からの乗り通しを前提としていたが、2015年12月5日改正から京成船橋駅にも停車するようになった。これらの運行時間帯にはスカイライナーが運転されないため、空港アクセス列車としても利用される。

京浜急行電鉄

Main京急ウィング号

京浜急行電鉄では、1992年4月から平日の夕方以降に座席定員制の京急ウィング号を運行している。列車は全席クロスシート車両である京急2100形電車2100形が充当され、下り列車のみの運行で京急川崎駅・横浜駅を通過し、途中停車駅からの乗車は料金不要といった特徴を持つ。

2015年12月7日から平日の早朝にモーニングウィングが運行開始。上り列車のみの運行で、京急ウィング号よりも停車駅が少ない、途中停車駅からの乗車でも別料金が必要等の特徴がある。

東武鉄道(東上本線)

FileTobuRailway50090TJ-Linerjpgthumb160px東武東上線br TJライナー

MainTJライナー

東武東上本線東武東上線では2008年6月14日のダイヤ改正で着席乗車目的の座席定員制TJライナーを夕方以降の時間帯に運転開始。本列車には東武50000系電車50090系50090系を新製充当。途中停車駅からの乗車は料金不要である。

しなの鉄道
Mainしなのサンライズ・しなのサンセット

しなの鉄道では、1997年の転換以前より運行されていたモーニングライナーの使用車両を譲渡された国鉄165系電車169系に変更して、運行時刻などはそのままの形で運行してきた。しかし、169系が国土交通省令によりJR線への乗り入れが不可能となったことから現在ではしなのサンライズは189系で、しなのサンセットは115系で運行されているrefしなの鉄道ホームページhttpwwwshinanorailwaycojpref。乗車整理券に発売枚数の上限が設けられておらず着席保証はないref大塚良治、前掲稿、p118。ref。2015年3月14日のダイヤ改正と同時に、乗車整理券制度が廃止されたためrefPDFlinkhttpwwwshinanorailwaycojpnewsdocs2702linerhaisi1pdf 快速乗車整理券(200円)の廃止について - しなの鉄道公式サイト、2015年2月27日。2015年3月7日閲覧。ref、列車愛称は残しながらも全車自由席の快速列車へと形態変更された。

列車名は朝の小諸駅小諸発長野行がしなのサンライズ、夜の長野駅長野発上田駅上田行がしなのサンセット。両列車とも上田 - 長野間の途中駅は全て通過。

あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道

Mainあいの風ライナー

あいの風とやま鉄道ならびにIRいしかわ鉄道は、北陸本線からの転換後最初の平日となる2015年3月16日より、座席指定制のあいの風ライナーを朝夕の時間帯に運行するref namediahttpainokazecojp678 開業時の列車運行ダイヤについて - あいの風とやま鉄道、2015年1月8日、同日閲覧。ref。

JRの運行開始以前に運行されたホームライナーに相当する列車

名古屋鉄道が過去にホームライナーに相当する列車を運行していた。愛称はディーゼル特急で、特急北アルプス 列車北アルプスの間合い運用で名鉄キハ8000系気動車によって運行されていた。徳田耕一の文献によると、設定開始は1965年12月30日のダイヤ改正で、区間は豊橋駅豊橋 - 新名古屋駅新名古屋間。一等車であったキロ8100型も連結されており、運行開始当初は一等110円、二等50円の線内特急料金を要したがref当時の名鉄特急はこのディーゼル特急と初詣時の臨時特急以外原則として料金不要で乗車することが可能であった。ref、座席が完全に指定され、なおかつ定期券での乗車が可能だったため好評だったという。翌1966年春のダイヤ改正で夕方に1往復増発され、さらに1970年秋の改正で昼間に4往復増発された。運行終了時期は定かではないref徳田耕一名鉄パノラマカー P41ref。

注記
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出典
参考文献

Citejournal和書title特集通勤ライナーdate2004-06publisher電気車研究会journal鉄道ピクトリアルissue747(RP2004-6と表記)

脚注
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関連項目
通勤輸送向け着席保証列車
列車種別通勤種別
CommonscatHome Liner trainホームライナー 列車
DEFAULTSORTほおむらいなあ
日本における列車種別一覧
Category列車種別
Category列車愛称 ほおむらいなあ