ホームレス

国際化領域日本date2010年12月4日 土 0100 UTC

参照方法date2011年11月21日 月 0844 UTC

ファイルHomeless - American Flagjpgright250pxthumbホームレスの一人br(アメリカ合衆国ニューヨーク)

ホームレス(lang-en-shorthomelessness)は、狭義には様々な理由により定まった住居を持たず、公園・道路路上生活の場とする人々(路上生活者)、公共施設・河原・橋の下などを起居の場所とし日常生活を営んでいる野宿者や車上生活者のこと。広義には、一時施設居住家賃滞納、再開発による立ち退き、ドメスティックバイオレンスのため自宅を離れなければならない人など住宅を失った人のこと。

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概要

FileHomeless man Tokyo 2008jpgthumb高齢者のホームレス 東京

日本のホームレスの自立支援等に関する特別措置法などの定義非常に狭義で野宿者・路上生活者のみをホームレスと称している。さらに広義のホームレスの定義には、野宿者・路上生活者と住宅を失う危機にある人に加え、適切でない住居に居住する人(危険だったり修理不能、大修理を要する住居、最低居住水準未満世帯)も含める。

テント生活をしていても中東のベドウィンやモンゴル遊牧民ロマのような不定住民をホームレスとは呼ばない。また戦争や政治的迫害で元居住地から逃げてきて定住する住居がない人(難民)や、自然災害事故で定住する住居を失った人(被災者)はホームレスとは見なされない。

金銭的事情等で住居を持てないものだけではなく、米国の実業家ハワード・ヒューズのように、自らの意思でホームレスを選択する場合もある。ベトナム戦争期のアメリカ合衆国アメリカでは、志願してホームレスになる若者が現れた。住所不定になれば、召集令状の送付先がなくなるからである。

かつては乞食・ルンペンプロレタリアートルンペンなどと呼ばれており、特に日本では浮浪者という名称が定着していたが、差別用語との指摘を受けて放送禁止用語となったことにより、海外での同様な状況を指す英語の the homeless に由来するホームレスという呼称マスメディア中心外来語として定着した。

実態と調査

ホームレスに至る原因

出典の明記section1date2013年12月2日 月 1024 UTC

ホームレスに至るまでの経緯は人により様々であるが、一般的には下記のパターンのいずれかである。

破産、失業病気障害、などが原因で、住宅購入のための借金を返済できなくなり、住居を退去しなければならなくなり、代わりの住居を確保できない状況である。

収入が減少した、収入が予想期待に反して増加しなかった、などが原因で、住宅購入のための借金を返済できなくなり、住居を退去しなければならなくなり、代わりの住居を確保できない状況である。

雇用主から提供されている住居である官舎・社宅・寮に居住していたが、失業により住居を退去しなければならなくなり、代わりの住居を確保できない状況である。

失業、無職、病気、障害、などが原因で、住居の賃貸料金95" class="dict">支払えなくなり、住居を退去しなければならなくなり、代わりの住居を確保できない状況である。

銀行、事業者金融、消費者金融ヤミ金融などからの借金を返済できなくなり、取り立てから逃げるために住居を退去し、代わりの住居を確保できない状況である。

離婚や離婚を求めての別居により、住居を退去しなければならなくなり、代わりの住居を確保できない状況である。

ドメスティック・バイオレンス、復縁を求める元配偶者のストーカー行為から逃げるため、住居を退去しなければならなくなり、代わりの住居を確保できない状況である。

親権者に養育されていた児童が、常習的な児童虐待に耐えられなくなった児童が家出し、代わりの住居を確保できない状況である。

警察から犯罪被疑者として公開手配され、逃亡するために住居を退去しなければならなくなり、代わりの住居を確保できない状況である。

日本の行政・企業・社会は、失業した人間を受け入れる体制を十分には整えていないため、リストラ(整理解雇)に伴う生活破綻に備えての消費行動の自発的自粛や日本経済の悪循環を引き起こしている。日本経済を好循環にのせるためにも、政策の見直し、または、行政による失業者の再チャレンジ支援の充実が切望されている。

定住型と移動

ホームレスは、幾つかのタイプ分類することが可能で、例えば定住型と移動型に分類されるが、これは厚生労働省が実態調査の際におこなった分類であるref namejittaigaiyou。

定住型は、公園・駅舎などの公共の場を一定期間占拠し、段ボールハウスなどを設置して生活している。しばしば公共の場の不法占拠かどうかを巡り行政と対立する。

移動型は、昼間仕事をしていたり、公共施設などを転々として時間を過ごしていたりするが、夜間になると雨風を凌げる場所を探して睡眠をとっている。都市間を移動する漂泊型のホームレス(行旅人の一種)も存在する。

冬季は、凍死を避けるために夜間は起きて過ごし、日中、公共施設や駅構内などで睡眠をとる場合もある。

近年の日本における傾向

ファイルOsakaCastle-Homelessjpgthumb200pxホームレスのテント群br大阪城公園

日本でも、段ボールやブルーシート等を資材としてテント・小屋掛けをしたりする者が増加し、新たな社会問題となっている。

景気の状況によりホームレス人口の増減があり、バブル崩壊後の不況下でその数は増し、2003年1月2月の厚生労働省調査では全国で25296人に達していた。しかし、2007年1月の厚生労働省調査では景気が回復傾向にあるため、全国で18564人と減少しているref namejittaigaiyoucite book titleホームレスの実態に関する全国調査結果について author厚生労働省 year2011 urlhttpwwwmhlwgojpstfhoudou2r985200000191qrhtmlref。

中高年男性が95を占めておりrefhttpwwwscn-netnejpshonan-nnews030222030222htmlref、平均年齢は575歳ref namejittaigaiyouである。まれに子供を伴ったホームレスも確認されているが、開発途上国に見られるような子供単独のホームレス(ストリートチルドレン)は日本では顕在化していない(しかし、2007年に発刊されベストセラーとなった、お笑いコンビ麒麟 お笑いコンビ麒麟の田村裕による著書ホームレス中学生において、一時公園で生活をしていたこと等を明かした事例もある)。

厚生労働省が2007年6月7月にかけてネットカフェなどの24時間営業の店舗で就寝・夜明かしをしている人の実態調査を初めて行い、全国で推定約5400人がいることがわかったrefcite book title日雇い派遣労働者の実態に関する調査及び住居喪失不安定就労者の実態に関する調査の概要 author厚生労働省 year2007 urlhttpwwwmhlwgojphoudou200708dlh0828-1apdfref。

地理的分布

ホームレスは、廃屋や山小屋等に無断で住み着いていたり、無人島のようなところでテント生活をしている者も含むので、都市のみに限定して分布しているわけではないが、実数としては大都市に多い。

国によってホームレスの定義は異なるが、日本においては比較的冬が寒い東日本に9225人ref namegaisuuchousacite book title第2部 ホームレスに関する概数調査の結果 author厚生労働省 year2007 urlhttpwwwmhlwgojphoudou200704dlh0406-5bpdf6ページref(富山県、岐阜県、愛知県以西を西日本とした場合)、比較的冬が暖かい西日本に9339人ref namegaisuuchousaとほぼ同数で、気候条件と分布の相関はそれほどでもない。都道府県別では東京都が最も多く2672人ref namejittaigaiyou、次いで大阪府2500人、神奈川県1814人の順。市区別では東京23区が最も多く2396人ref namejittaigaiyou、次いで大阪市2171人、横浜市691人の順となっている。

海外においてはカナダで気候が温暖なバンクーバー ブリティッシュコロンビア州バンクーバーにホームレスが多く集まっているという事例がある。アメリカ合衆国では、2006年のアメリカ合衆国保健福祉省保健福祉省の調査によると、60万人のホームレスが存在するというrefcite news title保健福祉省の統計、国内60万人のホームレス - 米国 newspaperフランス通信社AFPBB News date2006-10-18 urlhttpwwwafpbbcomarticlelife-culturelife2127350991260 accessdate2013-6-25ref。

フランスでは約8万6500人のホームレスがいるとされるrefcite news titleホームレスのための仮設キャンプ設置 - フランス newspaperフランス通信社AFPBB News date2007-1-3 urlhttpwwwafpbbcomarticlelife-culturelife21620781208147 accessdate2013-6-25ref。

ロシアのホームレスの数は、2011年時点で、ロシア内務省内務省発表で35万、専門家の間では150420万人に上るとみられている。ロシアの零下30度まで下がる気候の中でも、行政の支援はほとんど無いとされるrefcite news titleホームレスを撃てないのが残念 市長の失言に激しい怒り、ロシア newspaperフランス通信社AFPBB News date2011-3-2 urlhttpwwwafpbbcomarticlelife-culturelife27884226899991 accessdate2013-6-25ref。

ホームレスに対する支援

西日本、特に大阪では、主にキリスト教系の宗教団体やボランティア組織が多く、それらが炊き出しや援助を行うことがある。

横浜市でも炊き出しや援助が行われている。

2002年8月ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法が施行され、国による本格的な支援が始まり、2003年2月には厚生労働省による初の全国調査が行われた。2007年4月にも全国での実態調査が行われている。

当面の生活のための収入や貯蓄財産がない人は生活保護を受けられる。

ドメスティック・バイオレンスや、復縁を求める元配偶者から逃げてきた女性に対しては、婦人保護施設や民間の駆け込み寺や女性のためのシェルターが受け入れている。

児童の場合は児童福祉施設など受け入れ施設がある。

行政の自立支援施策大都市の事例

東京都による報道発表refcite book title路上生活者自立支援センター杉並寮を開設します author東京都 year2006 urlhttpwwwmetrotokyojpINETOSHIRASE20060420g45100htmrefによれば、自立支援システムの第一ステップとして緊急一時保護センターがあり、第二ステップとして路上生活者自立支援センターを設けている。

第一ステップ(緊急一時保護センター)は、路上生活からの早期社会復帰を促進するため、ホームレスの一時的な保護や心身の健康回復を図るとともに、自立支援センターへの入所など以後の処遇方針を明らかにする。

第二ステップ(路上生活者自立支援センター)では、緊急一時保護センター入所者のうち、就労意欲があり、心身の状態も就労に問題がないと認められた人を対象に、原則2か月間の入所期間で、食事の提供、職業、住宅等についての相談を行い、ホームレスの就労による自立を促進する。

しかし、自立支援センターを経て定職に就いた者が再び一時保護センターから自立支援センターを再び利用するという繰り返しも見られる。

これらの施設建設に対する周辺住民の反対運動などもあるが、東京都の場合現状では5年毎の都内の他区への移設という手法によって対処しているようである。

こうした自立支援策にもかかわらずホームレスがなくならないのは、行政の側では、結局本人に自立への意思がなく、路上生活という生き方を選択しているからである、という見方もある。

そもそも自立支援とは法外援護(生活保護の外での応急援護)をまとめたものだが、これは国籍要件と(他に活用する資産・能力のない)生活困窮だけを要件として適用すべき生活保護法の趣旨に反して、ホームレスなどを同法の保護から不当排除するものだという批判もある。

また一方、たとえばアルコール依存症の人病的に飲酒が止められない人が、一度の飲酒が見つかり施設から放逐されたという事例もあるように、粘り強く親身な取り組みが欠けている、または福祉担当職員数や資金不足によりそれを余儀なくされている現状がある。

東京都は他にも、野宿者の自立を促すため、2004年度から野宿者に対し2年間住宅を安い家賃で貸すホームレス地域生活移行支援事業を行っているが、自立に成功するのは1割ほどしかいないref毎日新聞2007年4月21日付朝刊6面ref。

民間における支援活動

緊急支援

アメリカなどでは教会を中軸とした市民レベルの支援活動が行われている。

日本においても各宗教寺社・教会や民間の支援団体・ボランティア等による炊き出しなどがあり、篤志家・市民から寄せられた衣類等の寄付物品が配られている。

北は北海道から南は沖縄県まで炊き出しや医療支援、居住地確保などの自立支援に取り組む支援団体が確認されており、2007年6月9日には全国のホームレス支援団体の連合組織であるホームレス支援全国ネットワークhttpwwwhomeless-netorgが設立された。

炊き出しは行倒れを防ぐための最低限の活動であり、元野宿者が仲間のために行う場合もある。

ホームレスの生活保護受給に関して、保護適用が適正に行われるよう支援している団体もある。

各地弁護士会がホームレス・野宿者向けのQA(一問一答)を公開している例もある。弁護士に聞いてみたい 野宿者からの質問と回答困ったときのこの一冊 京都弁護士会httpwwwkyotobenorjpkikitainojyukuhtml

2008年末2009年頃。いわゆる派遣切りなどで職を失ったりした人たちのために、年越し派遣村が都内の公園に設けられた。

自立支援の例

ホームレスの人々を販売者とする雑誌を発行することで、現金収入を得る機会を提供し自立を支援する事業が始まっている。

イギリスのビッグイシューThe Big ISSUEを発祥とし、日本独自の記事を中心としたストリート新聞ビッグイシュー日本版が発行されている。

東京や大阪などの大都市などでホームレスの人たちが街頭に立ち、道行く人達に直接販売している姿が見られる。

ロザンヌ・ハガティのコモン・グラウンド・コミュニティー。

問題点
独自研究section1date2007年12月
生活上の問題点
治安

ホームレス襲撃事件が後を絶たず、少年等を加害者とするホームレス殺害・傷害事件が発生している。横浜浮浪者襲撃殺人事件などをはじめ、各地で頻発しているref namemainichi100501Cite webdate2010年5月1日urlhttpmainichijpselectjikennews20100501ddm041040055000chtmltitle殺人未遂野宿者テントに放火 容疑で中3男子2人再逮捕兵庫・尼崎publisher毎日新聞language日本語accessdate2010年5月1日ref。加害少年たちはケラチョ(虫けらっちょ)狩り街の掃除と嘯いており、罪悪感を持たない。東京・北区赤羽では、たまたま公園でごろ寝していたネットカフェ難民の男性が、ホームレスだと思い込んだ少年達にライターオイルをかけられ火を点けられる事件が起きた (男性は火傷で重傷)。また、冬季の凍死など毎年数百人もの路上での死者(官報では行旅死亡人)が出ている。この他に、ホームレス同士による事件相手を殺害するケースもありも発生している。理由は金欲しさ、また住むところがなく困っていることなどからの理由により。

アメリカ合衆国アメリカでもホームレスの襲撃事件は常態化しており、仮リンク全米ホームレス連合enNational Coalition for the Homelessの2009年8月7日発表の調査によると、2008年に発生したホームレス襲撃事件は106件で、うち27件では被害者の路上生活者が死亡しており、発覚してない事件も多いと考えられているrefcite news title不況の米国でホームレス襲撃が常態化 newspaperフランス通信社AFPBB News date2009-8-10 urlhttpwwwafpbbcomarticledisaster-accidents-crimecrime26293264441638 accessdate2013-6-25ref。

市民権

住所不定となるため、住民票削除されたり(職権消除)、それにともない選挙権が行使できなくなったりすることがあるref選挙人名簿は住民基本台帳をもとに作成される。ref。長年行方不明であったために親族から役所失踪の届けがなされ、戸籍が抹消されている例も見られる。住民票を消されると、選挙権・被選挙権を失う他、生活保護や運転免許取得など、行政の手続きが必要な行為のほとんどが実質的に受けられなくなるref生活保護には職権保護(生活保護法第25条)規定があるが、適切に運用されているとは言えない。生活保護そのものは住民登録の有無に関わらず申請が可能であるが、受付側の行政が不正・違法に受理を拒む事例がある(生活保護問題)。運転免許証の新規取得には住民登録が必要であるが、更新には不要ref。

あいりん地区をめぐる問題

See alsoあいりん地区地域をめぐる問題

大阪市では、あいりん地区(釜ヶ崎)の釜ヶ崎解放会館などに便宜上の住所登録を行うことが黙認されていた。市職員が登録を勧めた事例もあるというrefhttpwwwsankeicojpchihoosaka070130osk070130002htm 住民票抹消問題 届出催告書を返却 産経新聞2007年1月30日ref(また、横浜市でも寿町会館に便宜上の住所登録が黙認されているという)。しかし、2006年12月に、解放会館の住民票を不正利用した男が逮捕された事件により、大阪市の事例が明らかになった。この事件はホームレスは単なる被害者であったが、これをきっかけにマスコミ、特に読売新聞12月16日、市民権行使による参政を違法投票と報じるなど、ホームレスへの非難報道を行った。2007年2月27日、關淳一市長は居住実態のないホームレスの住民票削除を発表。建設労働者の男性が大阪高等裁判所に削除差し止めの仮処分申請を行い、3月1日に認められたことなどから、大阪市は3週間の延期を発表。市選挙管理委員会は3月26日、早急に住民登録の適正化を図るよう求める依頼書を関市長に提出。選管はホームレスなど側との交渉の席上野宿者は選挙権を行使できないと主張したとされるrefhttpkamapatseesaanetarticle37678827html 緊急抗議行動呼びかけ 釜パト活動日誌ref。統一地方選挙による大阪市議選告示前日の3月29日、選挙が無効となる恐れがある(ホームレスの選挙権行使を理由に、選挙無効で訴えられる恐れがある)として、大阪市はホームレスら約2000人の公民権を剥奪したrefhttpwwwnikkeicojpkansaitopics39153html 大阪・あいりん地区、2000人の住民登録抹消労働者側は反発 日本経済新聞3月30日ref。

公民権を剥奪された者が、政府を相手取って国家賠償法国家賠償訴訟を起こしたが、2009年10月23日、大阪地方裁判所大阪地裁(高橋文清裁判長)は原告請求棄却し、大阪市と市選挙管理委員会の応対を全面的に認めた。

日常の困難

ホームレスになる直前の職業は、日雇い労働を代表とするもともと不安定な就労形態であった者が多く、建設不況などにより日雇い労働市場縮小した現在高齢化の問題も手伝って、仕事に就くのに困難な状況が伴っており、職業訓練や新たな雇用の創出などの対策が求められる。また、アルコール依存症などによる心身面の問題を抱える者については、一旦、生活を立て直した後で、また再び野宿に戻る場合があるなどの問題を抱えている。

行政の対応

法制度的な問題としては、生活保護法によれば、生活に困窮し資産能力を活用し他に手段がない場合には保護の適用を受けて最低限度の生活を営むことが出来るはずである。

しかしホームレス本人の稼働能力の不活用などの理由で保護の要件に欠けるとされる場合があり、セーフティネットとしての生活保護法が充分機能していないとする意見一部である。要出典date2015年4月

特に、男性の野宿生活者に対しては一律に門前払いしている場合も多い。要出典date2015年4月

女性の野宿生活者は性的犯罪の被害者となる危険性が高いので行政側も男性より最優先に対応をしている。要出典date2015年4月

働くことを希望しているホームレスが多く、就労による自立が最優先課題であるが、住居・住民票のないことが就職不利となり、また、アパートなどを借りる際の保証人がいないことが住居を得るうえで障害となっている。住民登録が抹消されている場合は印鑑登録ができず、このため賃貸住宅の契約時に求められる実印の提出ができないことなども障害となるref賃貸住宅の借入ができないから住民登録ができない、住民登録が無いので印鑑登録ができず賃貸借契約ができない、というジレンマ。ref。住み込み労働などについても保証人や現住所が必要な場合が多く、ホームレス脱却の手段とはなり得ない。要出典date2015年4月

非合法勢力との関係

ホームレスの中には、暴力団など非合法組織に関係し親族・家族絶縁され家出をし、ホームレスとなり、死亡後に遺体となって家族のもとに帰る者もいる。また近年、ホームレスが中華人民共和国中国から覚醒剤覚せい剤の密輸を行う運び屋として逮捕される事件が発生している。また、中小企業緊急雇用安定助成金雇用助成金を騙し取る目的で設立されたペーパーカンパニーの社長に、ホームレスが仕立て上げられた事件も発生しているrefhttpmainichijpselectnews20120915k0000m040132000chtml 雇用助成金詐取容疑の7人逮捕大阪府警 毎日新聞 2012年9月15日ref。

ホームレスの裁判

生活保護の申請に際して、住所不定者の稼働能力を争点とした裁判が起こされている。

経緯

1993年7月、住所不定であった男性(当時55歳)が、名古屋市中村区社会福祉事務所へ医療扶助、生活扶助住宅扶助といった生活保護の申請をした。

しかし同事務所は、就労可能との医師判断をもとに男性への保護決定を医療扶助のみとしたため、1994年5月、男性はこれを不服とし、同決定の取り消しと慰謝料百万円の支払いを求めて、同福祉事務所と名古屋市を相手取り名古屋地方裁判所へ提訴した。

第一審

裁判において男性側は不況で仕事が少なく、能力を活用しても、最低限度の生活は維持できなかった稼働能力があっても、生活が困窮している場合は、生活保護が受けられると主張。

これに対し名古屋市側は稼働能力があり、能力の活用が不十分で、保護の要件を満たさない就労の機会を得ることは可能で、申請当日に、職が得られなくても、急迫していたとは認められないとして、処分の妥当性を主張した。

1996年10月、名古屋地裁は原告側(男性)の主張を認め、上記決定を取り消す判決を下したが、名古屋市側は控訴した。

控訴審

1997年8月、名古屋高等裁判所は、1審判決を覆し男性敗訴の控訴審判決を言い渡した。

上告

男性は最高裁に上告したが、2001年2月、最高裁判所 日本最高裁判所第三小法廷は男性の上告を棄却した。

ホームレスと文化
廃品回収と、その周辺事情

彼らの僅かな収入源の一つに、回収業者が廃品の買取をする方法や直接販売可能な廃品の買取がある。前者が段ボールやアルミ缶後者週刊誌などの雑誌である。段ボール集めの場合、古紙回収業者がホームレスにリヤカーを提供し、安い料金で街中の段ボールを無断で集めさせる。

しかし最近では、段ボールも無料での引取りがなくなり、放火の危険性からも街中では見られなくなりつつある。缶に至っては、資源ゴミは自治体所有権を留保する有価物であり、集積所からの持ち出しは窃盗罪に問われる。

段ボール・ハウス絵画

バブル経済崩壊後の企業倒産激増等により、インテリ芸術家もホームレスとなり、JR新宿駅西口地下街では、ピーク時で300名のホームレスが段ボール・ハウスで寝泊りしていた。1995年からは、若手芸術家(武盾一郎ほか)やホームレスとなった芸術家が、段ボール・ハウスに絵画を描き始め、1998年までに800軒の絵画が描かれた。

2005年には、その10周年を記念して新宿区ダンボール絵画研究会が結成され、武盾一郎が会長、深瀬鋭一郎が事務局長、深瀬記念視覚芸術保存基金が事務局となり、美術評論家の中原佑介、毛利嘉孝なども参加して、研究叢書として新宿ダンボール絵画研究が発刊されたref日本経済新聞2005年10月7日朝刊最終面文化欄1-8段文化 ダンボール絵画は芸術だ アーティストの卵と生活者のユートピア再発見、月刊ウエンディ2006年2月15日(第201号)5面1-7段私の体験 ダンボールハウス絵画、美術手帳2005年11月号新宿ダンボール絵画研究ref。

まちづくり

日雇い労働市場(寄せ場)には多数の簡易宿所(いわゆるドヤ)が集まった街があり、日雇い労働者がひしめく独特の雰囲気がある。

東京都東京山谷 東京都山谷、横浜市横浜寿町 横浜市寿町、大阪市大阪釜ヶ崎(あいりん地区)が日本三大寄せ場として有名である。

ホームレスを題材にした作品

Categoryホームレスを題材にした作品を参照。
脚注
references
関連項目

乞食、ホーボー、野宿、車上生活者、スコッター、ホームレス・ワールドカップ

ドヤ街、山谷 東京都 - きぼうのいえ、寿町 横浜市、あいりん地区

ホームレス自立支援施設、ホームレス緊急一時宿泊施設、無料低額宿泊所、簡易宿泊所、救貧院

施設管理権、浮浪罪

ボランティア、フィランソロピー、チャリティー

横浜浮浪者襲撃殺人事件
河原町のジュリー
救世軍
参考文献

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外部リンク

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httpwwwmhlwgojpstfseisakunitsuitebunyahukushikaigoseikatsuhogohomelessindexhtml ホームレス対策 厚生労働省

httpwwwmhlwgojptoukeilist63-15html ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)厚生労働省

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httpbylinesnewsyahoocojpfujitatakanori20150430-00045277 日本のホームレス数は6541人と厚生労働省が発表ーホームレスの定義と調査手法の課題ー藤田孝典 - 個人 - Yahooニュース

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